データ定義・掲載方針
個人情報の取り扱い
公式発表に実名・住所等が含まれている場合でも、原則として掲載しません。 氏名・詳細住所・電話番号・勤務先などの項目は、データベースのカラムとしても定義していません。
年齢は「50代」のように年代へ丸めた値のみを保持します。実年齢は保存しません。
掲載する項目は次のとおりです。
- 発生日(公表されている場合は時刻も)
- 都道府県・山域・山名
- 年代・性別
- 遭難原因・結果
- パーティ構成・活動形態
- 公表された内容の要約
- 情報元・元URL・公開日・取得日・最終確認日
速報値と確定統計の区別
山岳遭難.comが扱う数値には2種類あります。これらを合算した数値は掲載しません。
| 区分 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 確定統計 | 警察庁・都道府県警などが公表した年次の確定値。母数は各機関の集計基準による。 | 2025年 確定統計 |
| 速報値 | 山岳遭難.comが公開情報から収集した件数の集計。公開されていない事故は含まれない。 | 2026年 速報値 |
速報値の件数が少ないことは、事故が少なかったことを意味しません。 情報公開の有無・タイミングに左右されます。
遭難原因の標準カテゴリー
元データの表記はそのまま保持し(cause_raw)、 集計にはこの標準カテゴリー(cause_normalized)を用います。 対応表にない表記は「不明」とし、推測で分類しません。
| 区分 | 説明 |
|---|---|
| 道迷い | 登山道を外れ、現在地が分からなくなったもの |
| 転倒 | 歩行中に転んだもの |
| 滑落 | 斜面を滑り落ちたもの |
| 転落 | 高所から落下したもの |
| 滑落・転落 | 情報源が滑落と転落を1つの区分としてまとめて公表しているもの。内訳は公表されていないため分解していない。 |
| 疲労 | 疲労により行動が困難になったもの |
| 病気 | 発症・体調不良によるもの |
| 悪天候 | 気象条件が直接の要因となったもの |
| 落石 | 落石によるもの |
| 雪崩 | 雪崩によるもの |
| 道迷いからの行動不能 | 道迷いの後に行動不能となったもの |
| その他 | 上記のいずれにも当てはまらないもの |
| 不明 | 公表情報から判断できないもの |
遭難結果の標準カテゴリー
公式情報にない場合は推測せず「不明」とします。
- 無事救助(unharmed)
- 負傷(injured)
- 死亡(dead)
- 行方不明(missing)
- その他(other)
- 不明(unknown)
データの状態
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 確認済み | 情報元が別に公表している合計値(件数・人数)と突き合わせ、一致を確認したもの |
| 取込済み | 取り込んだが、突き合わせの対象となる合計値が無く確認できていないもの |
| 要確認 | 内容に不整合があり確認待ちのもの |
| 情報元消滅 | 情報元ページが取得できなくなったもの |
| アーカイブ | 一覧から外し記録のみ残すもの |
情報源によって区分が異なる場合
情報源によっては、複数の原因が1つの区分にまとめて公表されていることがあります。 たとえば神奈川県警察は「滑落・転落」を1つの区分として公表しており、内訳は公表されていません。 この場合、山岳遭難.comでも分解せず「滑落・転落」という区分のまま扱います。推測で振り分けることはしません。
結果の区分も情報源ごとに粒度が異なります。「重傷」「軽傷」のように細かく公表されている場合、 山岳遭難.comの標準区分では両方とも「負傷」にまとめますが、 元の区分(重傷・軽傷)も別々に保持しており、画面上でも併記しています。
重複する事故の扱い
同一の事故が複数の情報源に掲載されることがあります。発生日・山名・年代・性別・遭難原因の 一致度からスコアを算出し、一定以上のものを「重複候補」として記録しますが、 自動では統合しません。統合は人の確認を経て行います。
山名ページの生成基準
公開データが8件未満の山については、 内容の薄いページを自動生成しない方針から、検索エンジンへの登録対象外としています。
表現について
件数の多寡は、山の数・入山者数・情報公開の方針によって大きく変わります。 そのため「日本一危険な山」のようなランキングや、安全性を断定する表現は用いません。
情報源の一覧はデータ出典をご覧ください。